創業補助金 2026|持続化補助金〈創業型〉上限200万円・東京都は最大400万円・申請時期と要件を解説
最終更新: 2026-08-06
「創業補助金」で検索している方に最初にお伝えしたいのは、その名称の国の制度は2026年8月時点では存在しないことです。現在の創業支援は、(1)国の小規模事業者持続化補助金〈創業型〉、(2)東京都の創業助成金など自治体独自の制度、(3)登録免許税の軽減や日本政策金融公庫の融資といった優遇措置、の組み合わせでできています。この記事では、それぞれの金額・申請時期・要件を一次情報ベースで整理します。
国の制度は「持続化補助金〈創業型〉」上限200万円
国レベルで創業者専用の補助金として現存するのは、小規模事業者持続化補助金〈創業型〉です(2026年8月時点)。販路開拓の経費(広報費、ウェブサイト関連費、機械装置等費など)が対象で、通常の一般型(上限50万円)より大きい上限200万円・補助率2/3が特徴です。
- 第4回の申請受付: 2026年11月5日(木)〜12月15日(火)17:00
- 補助上限200万円(インボイス特例でさらに+50万円)、補助率2/3
- 要件: 特定創業支援等事業による支援を受けた日と開業日が、ともに公募締切から過去1年以内
- 直近の採択率: 約38%(第2回締切分、2026年3月公表)
最重要ポイントは「開業日が締切から過去1年以内」という縛りです。開業してしばらく経ってから補助金を探し始めると、すでに対象外になっていることがあります。創業前後の早い段階で申請計画を立てておきましょう。なお一般型との重複申請はできず、法人の場合は代表者本人が創業支援を受けている必要があります。
東京都の「創業助成金」は上限400万円(第2回は9月29日から)
- 第2回の申請受付: 2026年9月29日(火)〜10月8日(木)
- 助成限度額: 上限400万円(下限100万円)、助成率2/3以内
- 対象: 都内で創業を具体的に計画している方、または創業5年未満の中小企業者等
- 採択実績: 2025年度は申請1,225名に対し採択201名(採択率約16%)
賃借料・広告費・器具備品購入費・従業員人件費など創業期の幅広い経費に使える、都内創業者の定番制度です。ただし申請には都指定の創業支援事業(区市町村の特定創業支援等事業の証明、都制度融資の利用など)を利用していることが前提で、公式サイトには要件を満たすまで概ね3か月以上かかると明記されています。9月末の第2回に間に合わない場合も、次年度の公募に向けて今から動き始めるのが現実的です。東京都以外でも、多くの道府県・市区町村が独自の創業支援制度を用意しています。
カギは「特定創業支援等事業」の証明書
ここまで繰り返し出てきた「特定創業支援等事業」は、産業競争力強化法に基づいて認定された市区町村が行う創業支援(創業塾や継続的な個別相談など)です。支援を受けて市区町村から証明書の交付を受けると、次の優遇が受けられます。
- 会社設立時の登録免許税が半減(株式会社: 最低15万円→7.5万円、合同会社: 最低6万円→3万円)
- 持続化補助金〈創業型〉の申請資格が得られる
- 日本政策金融公庫「新規開業・スタートアップ支援資金」で特別利率(基準から▲0.40%)
- 信用保証協会の創業関連保証(限度額3,500万円)を事業開始6か月前から利用可能
支援の受講には1か月以上(4回以上)かかるのが一般的な目安です。創業準備の最初の一歩として、自分の市区町村が認定を受けているか、どんな支援メニューがあるかを確認することをおすすめします。
まとまった開業資金は公庫融資の併用が現実的
補助金は原則後払いのうえ採択の保証もないため、開業資金の柱には日本政策金融公庫の「新規開業・スタートアップ支援資金」(融資・要返済)が広く使われています。対象は事業開始後おおむね7年以内、融資限度額7,200万円(うち運転資金4,800万円)で、自己資金の額は制度上の要件ではありません(ただし創業計画全体が審査され、公庫によると創業者の自己資金割合は平均約2割)。税務申告2期未了であれば原則無担保・無保証人で利用できます。
創業直後は「使えない補助金」にも注意
デジタル化・AI導入補助金(旧IT導入補助金)や中小企業省力化投資補助金は、申請時に直近の決算書や納税証明書の提出が必須です。創業直後を明文で除外する規定はないものの、決算や確定申告を一度も終えていない段階では必要書類が揃わず、事実上申請が難しいのが実情です(2026年8月時点の公募要領ベース)。これらは1期目の決算を終えてから検討しましょう。
創業期こそ「見逃さない仕組み」を
創業系の支援制度は自治体独自のものが多く、「創業助成金」「開業支援金」など名称もばらばらで、公募期間も短めです。持続化補助金〈創業型〉第4回の受付開始は2026年11月5日。補助金みっけなら、国(jGrants)の公式データからお住まいの地域で使える制度を無料で検索でき、お気に入り登録した制度の締切アラートも受け取れます。開業準備で忙しい時期こそ、見逃さない仕組みを先に作っておきましょう。
よくある質問
国の「創業補助金」はまだありますか?
「創業補助金」という名称の国の制度は2026年8月時点ではありません。国の制度で創業者専用として現存するのは小規模事業者持続化補助金〈創業型〉(上限200万円・補助率2/3)が中心で、ほかに東京都の創業助成金など自治体独自の制度があります。
持続化補助金〈創業型〉は開業していれば誰でも申請できますか?
できません。市区町村等の「特定創業支援等事業」による支援を受けた日と開業日が、ともに公募締切から過去1年以内であることが要件です。法人の場合は代表者本人が支援を受けている必要があります。
東京都の創業助成金の次回申請はいつですか?
第2回の申請受付は2026年9月29日(火)〜10月8日(木)です。申請には指定の創業支援事業の利用が前提で、要件を満たすまで概ね3か月以上かかると公式に案内されているため、早めに準備を始める必要があります。
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